福島市 古関裕而記念館 【2021年3月】

NHKの連続テレビ小説『エール』でも話題になった、福島市出身の作曲家・古関裕而氏の記念館の大規模リニューアルにあたり、立体音響システムとアニメーション映像を組み合わせた『サウンドトリップ』という体験展示の企画・プロデュースを行いました。
テーマや詩を前にして、その情景を想像するだけで、 楽器を使わずとも音楽がどんどん頭の中に湧いてきたという天才・古関氏。その頭の中に音や音楽が広がっていくという様を、古関氏が描いた楽曲のスケッチが動き出すアニメーションを観ながら、展示スペースの上下左右に取り付けられた28個のスピーカーで構築した立体音響システムによって、まるでその情景の中へトリップするかのように体感できる、というものです。 株式会社丹青社様・株式会社ユニオンサウンドシステム様とのコラボレーションにより、全国でもめずらしい立体音響を使った常設展示を制作・実現することができました。 5,000以上の作品の中から選ばれた『紺碧の空』『とんがり帽子』『長崎の鐘』の3曲を楽しんでいただくことができます。
施設:福島市古関裕而記念館
事業主:福島市
デザイン・設計、制作・施工:株式会社丹青社
撮影:株式会社フォーカス